バンクーバーワーキングホリデー滞在記in 2004

大学卒業と同時にワーキングホリデーへ

大学では5週間の短期の語学研修には参加したものの、交換留学の試験には通らなかった私は、大学卒業と同時にバンクーバーにワーキングホリデーに行きました。交換留学以外は認めないと両親に言われていたので、手持ちのお金が30万円ほど。日本でアルバイトをして航空券と保険代金、留学エージェント代金を支払うと、持っていけるお金はこれだけでした。

でも、エージェントを通しているので、行けばなんとかなると思っていたのですね。いろんな意味でなんとかなったバンクーバー生活。もちろん、予算の問題で語学学校には通うことは諦めました。同日入国の日本人たちは、全員到着した翌週から語学学校に通って友達も作って、楽しい学校生活を送っていたかと思います。

語学学校には通わず、ボランティアで英語力を磨く日々

お金が少なかった私は語学学校にはいかないと決めていました。でもその時間つぶしに始めてみようと思ったのは、ボランティアでした。仕事が決まるまでボランティアをしようとおもって、ネットの掲示板は毎日のようにチェックし、電話をかけていました。しかしネット情報は倍率が高すぎてなかなか決まりません。なので私は飛び込みで語学学校に受付のボランティアは必要ないか聞いていた記憶があります。そして、バンクーバーにある数ある語学学校の中から、1つだけ受付のボランティアをさせていただくことになったのです。

語学学校に通ってない私からすると、受付業務をすることで英語を学びにくる外国人とおしゃべりができて、とても楽しかった記憶があります。ハローウィン、クリスマス、昼休みの時間はそこにいる学生と同じように楽しむでいました。

見つけた仕事は小さなコーヒーショップの店員

しかし手持ち金が少ししかないので、このままでは家賃と生活費であっ!という間に手持ち金が減っていく。どうしてもワーキングホリデーという制度を利用して仕事をする必要がありました。アルバイト探しにたくさんのレジュメを出して、なかなか仕事をゲットすることができなかった時、やっとみつかったのが小さなコーヒーショップの店員さんのお仕事。朝の8時~16時まで。ほぼフルタイムでの仕事を見つけることが出来、これでひとまずはワーホリでバンクーバーを満喫できるようになったのです。

また、コーヒーショップの隣が語学学校だったので、学校の校長先生が受付の仕事もやってみない?!と言ってくれて、語学学校でも仕事として働かせてもらいました。

コーヒーショップでのトラブル!!給料がもらえない!!

コーヒーショップでアルバイト始めてから4か月たったくらいのころ。半月に1度の給料が支払われないということがありました。ここで日本人の私は、たいして大きい声で文句を言うわけでもなく、「お給料はまだですか?」と丁寧に聞いて、オーナーから「今度払うよ」という言葉にだんまりするしかありませんでした。

しかし、その2週間後もまた払ってもらえない。1か月間も給料未払いがあったのです。不信感が強くなった私は、受付の仕事をしている語学学校のスタッフに相談したところ、一気に校長先生まで話が伝わり、校長先生がとても強くオーナーにお給料を支払うよう伝えてくれたのを覚えています。

オーナーはとても怒っていたけれど(今思うと、何故オーナーが怒るのかわかりませんが・・・)私も負けじと、「これ以上払えないなら労働基準局に電話するから!!」とオーナーと大喧嘩しました。

働いてみて気づいたこと

いろいろあったコーヒーショップでのお仕事ですが、働いてみて気づいたことがたくさんあります。まず一つは日本人は暗すぎる、です。これは国や文化にもよるのだと思うのですが、働くときは自分のテンションを3倍くらい上げていた記憶があります。笑顔で元気にフレンドリーに!!海外の接客は笑顔のイメージはありませんが、やはりお友達を作るうえで大切なことはcheerful(元気)でいること!!これに尽きると思います。

ミスをしても、怒られても「気にしない!!大丈夫!!」と振舞うこと。

そうすることで、お客さんとも友達になれるし、いろんな人が話しかけてきてくれる。初めて海外へ行こうとされている方は是非cheerfulを使ってみてください。

旅に出る

コーヒーショップでの給料未払い事件をきっかけに、仕事を辞め、今度はたまったお金でカナダを旅行しようと決めました。

トロント、モントリオール、ケベック、ナイアガラの滝、オーロラ鑑賞 → そしてメキシコカンクンへ!!旅が始まります!

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